凝集核子体とは、なにか?
それは、ゲボー凝集体における核子体のことである。

それではゲボー凝集体とはなにか?
それには下記二つの動画を観ていただくのが、てっとりばやい。

マー呼吸による乗数生成

アー呼吸による乗数生成

なにが起こっているか、わかってもらえたであろうか? なにやら、乗数が生成されているようではあったが…。ここは大事なところ。少しくわしく、観てみゆくことにしよう。

まずは、もともとのゲボー体をこのように四つに切り分ける

この分割法は今までもいくどとなく出会ってきたものだ。そして今回はその各ブロック内のセルの総和をとる。

これは4×4の格子体を2×2の格子体に変換する、もっともオーソドックスな手法であるので覚えておいて損はないだろう。

ここで手に入れたものは、ゲボー凝集体(2×2)であるが、驚くべきことにこれはそのまま核子凝集体にもなっている。つまり、凝集体のエッセンスが、もともとのゲボー体から抽出されて、この小さな格子体に閉じこめられているのである。

なにをバカな、とお思いだろうか。そんなうまい話があるものか、と。が、事実は事実である。ひきつづき、以下の動画を観ていただこう。

23(マー呼吸)による乗数生成

23(アー呼吸)による乗数生成

3でやめる理由は、とくにない。…と先をつづけても、乗数生成力が発揮されることは、これが凝集核子体である以上は約束されることである。核子体であることの確信をさらに強くしたいのであれば、3連積をこころみてもよいだろう。

3連積(マー呼吸)による乗数生成

3連積(アー呼吸)による乗数生成

さて、ここに一つ興味深いことがある。過去にわたしたちはゲボーの四積周回がまた乗数を生成するという現象を目撃した。

あらためて述べ直さねばなるまいだろう。じつのところ、あの場所においてもわたしたちは凝集核子体を見ていたのである。この先の累乗系乗数生成力をたしかめておくと、

23(マー呼吸)による乗数生成

23(アー呼吸)による乗数生成

ふしぎな話ではないか?
総和でなく、総積という演算によっても、核子体の各性質はオリジナルたるゲボーから継承されるである。

この事実だけもってしても、ゲボー凝集体の存在パターンは一通りでないことがわかる。たとえば3連積という演算を用いて、新たなゲボー凝集体をつくることも可能だ。

どういうことか?
じっくりとこれを観ていただきたい。

13(マー呼吸)による乗数生成

13(アー呼吸)による乗数生成

いや、あるいは、3連積においてマー呼吸を使っても、別種のゲボー凝集体を得ることができるだろう。

13(マー呼吸)による乗数生成

13(アー呼吸)による乗数生成

どうだろう。以降もぜひ、ためしていただきたい。が、考えれば考えるほど、ふしぎさがつのる。和(+)によっても積(×)によっても和(+)と積(×)の混合によってもゲボーは、みずからの性質の構造の一部の写しを生みだし、核子体としてそれを保存する、という奇妙な事実。

いや、ことはそれほど単純な話ではない。それどころではないのだ。つぎの章でわたしたちは、もう一つの驚くべき凝集パターンを目にすることになる。