さて、わたしたちは、超格子体の構造を調査する途上で、行列(マトリックス)積という新たなツールを手にした。

行列(マトリックス)積を用いて得られる合成3×3超格子体それらはオリジナル体が所有している性質の一部をそのままのかたちで保持する。

では、オリジナル体から引き継がれる性質というのはどのようなものか? これまでにわたしたちが見たのは連、連積における周回消失力である。

 

 

 

 

 

ここで一つの疑問が生まれる。これ以外にも合成超格子体に継承される力というのは存在するだろうか、という問い。それに答えるためには、そもそも3×3超格子体がどのような力を内在させていたか、いま一度、思い出しておく必要があるだろう。

http://www.kazunosekai.com/sousisouai/syuukai/

そう。まずは周回の周回の法である。この法が内容するところのものを思い出すためにも、これらの動画をみてもらいたい。

どうだろう。オリジナル体が有していた遺伝子ともいうべき周回の周回の消失力はみごとなまでに継承されている

いや、周回の周回の消失現象は、これにとどまらない。小周回における格子数の演算を以下のように変えても、やはり消失力が発揮される。

ご覧いただけただろうか。いずれの合成超格子体において、 四分割された2×2の小格子が生み出す数は同一になる。これを単なる共鳴ととらえる見方もあるが、わたしたちはこれらをあえて大周期を巡回(マー呼吸)させて周回の周回(対角積)消失力として扱うことにしよう。