超格子体における周回の周回の法をしらべる途上で、わたしはいくつもの不思議な事実に遭遇してきた。

ここに一例を示そう。

なにかが起きているということは伝わったと思う。この動画におさめられている事実を言葉で説明するのはむつかしい。が、とにかく晴天の霹靂のごとく、乗数がわたしたちの前に出現するのである。

たんに乗数というわけではない。ここで生成される数は、素因数分解にかけるとき、ひじょうにこまかく砕けるのである。

どうだろうか? 尋常ではない砕け方だ。ここで、基本式の3乗を乗に変えるとさらにめざましいことが起こる。

壮観である。ここまでくると偶然とは思えない。なにか構造上の必然性があると考えた方が自然かもしれない。

もう一つ。わたしが3連積4連積にあきたらず、さらなる可能性を求め、連積に興じていたときにたまたま拾った事実。

この動画で紹介されている合成超格子体は、いまなお、わたしを魅了してやまない。この合成超格子体が有している、すざましいばかりの美構造は知れば知るほど、ふしぎな迷宮にさまようハメに陥ることになるので要注意だ。

そのまえに。周回の周回の法と乗数の関係についていえば、四積周回についてふれないわけにはいかない。さっそくこの動画をみてもらいたい。

ここで示されている2乗数生成システム構造は堅固である。どういうことかというと、格子数の始数を一つずらしてとしてみても、ひとたび、このシステムを通りぬけるとアウトプットされるのは…。

さらには奇数を入れてみる、といった大胆なアプローチをしても…

さて、ではこの四積周回構造の中に、さきほどのわたしのお気に入りのこの合成超格子体を流しこんでみよう。

そうなのだ!!
ここでも、まさかの乗数である。

いや、いま見ていることは、はじまりのはじまり。
そう、大いなる光景の一端にすぎない。
どういうことか?

次章でくわしく説明しよう。