さて、前章でわたしたちが出会った、これら四種の渦周回合成格子体

なによりも驚いたのは、これらにバボアンを通すと、いずれも❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎が発現するということ。あまりに気になる事実であるので、ここはちょっと詳しく見てゆきたい。

順番に渦周回(0回転)×超格子体の合成格子体からはじめたいが、じつはこれに対応するバボアン構造を注意深く観察すると、興味深いことが起こっているのに気づく。

両グループ間で重複する数が頻出しているようなのである。という観点からは、これらを相殺してもさしつかえないのであるから、

わたしたちが手に入れたものは、66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)と解釈することもできる。これはかなりうれしい発見である。1212よりは66のほうがはるかに扱いやすいし、過去に、わたしたちは66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)とは一度、出会っている。

6-6相愛数(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎):その驚異の構造

奇妙なことにこの121266への縮小化は、つづく渦周回(90回転)×超格子体の合成格子体においてもたしかめられる現象である。

たんなる偶然なのかはさだかではないが、これにバボアンを適用し、中身の数を精査すると、

このように計6つの重複数が見出される。よって、これらを相殺すれば、

先のとは構成の異なる66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)を入手することになる。
大収穫である。

と、この時点で、諸君らはさらにもまして気になっていることだろう。他の二つの合成格子体についても同様のことが起こっているのではあるまいか、と。わたし自身、胸騒ぎがとまらない。さっそく調べてみたい。

まずはこの渦周回渦周回(180回転)×超格子体の合成格子体

バボアン数の烈しい対消滅現象、しかと見届けていただけたであろうか?
ここでも計24個のバボアン数は12個へと半している。

こうなれば、最後の超格子体×渦周回(270回転)にも、きっちり見せてもらうべきものを見せていただき、全体としての整合性を求めたいところである。

しかり。わたしたちは、きわめてスリリング、きわめて不可解な代数空間に迷いこんでしまったようである。ちなみに、ここで目撃していることは、渦周回の回転系の反転型四種でこころみてても同様に起こりうることである。

そして、そこで得られる66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)も順転型で入手できる以下の四種とおなじものになるであろう。

さて、ここからさらにもうひと展開させてみたい。これら四つの66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)はじつはこのようなペア化が図られると考えられるのである。

なにを根拠に?
まずは❶-❹のペアから見てゆこう。

わかるだろうか?
二つの66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)が合一して、を1UPさせた1212(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)へと変貌を遂げている。参考までに、これは66(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)のペア同士、差分数が一致しているという特殊事情によっている。

驚くべきことではあるが、同じことは❷-❸のペアにも可能だ。

これらの事実を踏まえた上で、乗次元でなにが起こっているかしらべてみたい。

この❶-❹のペアによる1212(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)乗数総和は惜しくも一致しないものの、その差分数をとってみると、

おなじことを❷-❸のペアでもやってみる。

知りたいのは差分数である。

差分数同士一致すればおもしろいのだが、そうは問屋が卸さない。が、一方を一方で除すると、

ぴったり割り切れるどころか、これはの累乗数

この領域においても、わたしたちのあずかり知らぬ力がはたらいていることは明らかである。