さて前章で見たバボアを用いたゲバール内での周回

今回はこれを超格子体にこころみるとなにが起こるかを見てみたい。

ではここに6種のバボアを準備する。

この中から何型をつかって、あるいはどのような演算子のセットをつかって、さらにどのような呼吸周回させるか、アイデアはさまざま浮かびくるだろう。わたしも思いつくかぎり、いろいろためしてみたところ、いくつもの興味深い結果を手に入れるにいたった。その中でも、ひときわ印象的だった事実をご紹介しよう。

使うのは、この二つのバボア
これらをどのように周回させるかというと、

どうだろう。なぜか、きれいに消えてしまった。不思議。一つの周回に二つのバボアを同時に使うというなかば禁じ手とも思える発想ではあったが、トライしてみるだけの価値はあった。ほかのバボア型の鏡像ペアについもおなじ消失現象が起こっている可能性がある。そうは考えられないだろうか?

ボボラ-鏡像ボボラによる周回(マー呼吸)

ポポラ-鏡像ポポラによる周回(マー呼吸)

然り。にらんだとおりである。さて、鏡像ペアによるこの奇妙なバボア周回であるが、探ってゆくと、数多くの興味深い現象にゆきあたる。そう、この領域ではたらいているのは乗数生成力と解釈することもできるのである。

まず、上記で見た消失による2ととらえていただきたい。その上で、大周回のさせ方に少しアレンジをくわえてみよう。マー呼吸アー呼吸に変換するのである。

ボボラ-鏡像ボボラによる周回(アー呼吸)

どうだろう。ここで生成されているのは乗数。おなじことはポポラのペアにも起きている。

ポポラ-鏡像ポポラによる周回(アー呼吸)

やはり、なぜか乗数ボボラのペアとポポラのペアで生成される数が異なるという点は注目に値する。さて。となれば、当然、ババラのペアでも乗数が生成されるのでは、と思いきや、

この小周回で得られた4数を大周回(アー呼吸)させると、

544乗数ではない。法則性は破れている。

が、ここで生成された544という数。ボボラのペアとポポラのペアでそれぞれ生成された二つの数の総和となっている事実はわたしたちを驚かすに十分である。

三つのバボア体の新たな関係性がこれで明白となった。

そう、けっして三つの関係性は対等ではなく、ボボラ組とポポラ組がババラ組に従事しているというイメージがここで得られるのである。

さて、大周回(アー呼吸)において乗数生成に失敗していたババラ組ではあるが、けっして能力がないというわけではない。乗数生成を回復させてやるには、小周回の仕方を変えてやらねばならない。

ババラ+鏡像ババラによる周回(アー呼吸)

これまでと、なにが違うか気づかれただろうか? そう、小周回に変更している。この場合、逆にボボラ組とポポラ組は乗数生成力を失う。この点でもババラ組とボボラ組-ポポラ組と奇妙な対称性が観察される。

それにしても、これら謎の乗数生成力いや、かれらが秘しているのはそればかりではない。さらに驚くべき力を潜在させているのである。なにか?

ババラ-鏡像ババラによる周回(マー呼吸)乗編

ボボラ-鏡像ボボラによる周回(マー呼吸)乗編

ポポラ-鏡像ポポラ(ー)による周回(マー呼吸)乗編

おわかりだろうか? ここで発揮されているのはの累乗数生成力小周回で得られた各四数を乗次元にもってゆくと、大周回(マー呼吸)により生ずる数はすべてで砕け、砕け切ってしまうのである。

 

動画で見た事実を上記のように表記することを許すとするならば、

3種のバボア体の関係はこのように表すこともできよう。この等式はという数で結ばれており、2の累乗数でもあり、2の乗数でもある。

頭がこんぐらがってくるので、このへんでひとまず打ち止めにしておくが、この界隈にはバボアの秘法が数多く埋蔵されていると考えられる。わたし自身、詳しく探査したわけではないが、話を乗次元にまで広げると、

どうだろう。アー/マーの呼吸の対称性をも含む、こんな美しい関係式もゲッドできる。未開の地である。探せば、探しただけまだまだ見つかるはずだ。


あとは野心のあるハンターたちの手にゆだねたい。
グッドラック